イニストラード:真紅の契りに登場するメカニズムは全部で6つ!
「イニストラード:真紅の契り」には
- 4つの新しいメカニズム
- 2つの再録メカニズム(「日暮&夜明」「降霊」)
合わせて6つのメカニズムが登場します。
なお、再録メカニズムである「日暮&夜明」「降霊」については、前セット「イニストラード:真夜中の狩り」ページにて紹介します。
新しく加わった4つのメカニズム「血トークン」「訓練」「切除」「濫用」
今回のセットから新しく4つのメカニズムが登場します。
- 血トークン
- 訓練
- 切除
- 濫用
※厳密には「濫用」は過去のセットに登場したメカニズムですが、MTGアリーナでは初登場のため、新しいメカニズムとして紹介します。
「血トークン」は特に「吸血鬼タイプ」にメリットをもたらす
「吸血鬼の結婚式」がテーマの「真紅の契り」
吸血鬼といえば「血」ということで、新たに「血トークン」というメカニズムが登場します。
普通に使うと「手札を循環させる機能」ですが、吸血鬼にとってはパワーの源。
血トークンを持っていることでメリットを得られたりと、「吸血鬼らしい」メカニズムに仕上がっています。
クリーチャーが攻撃するたびに強くなる「訓練」
「訓練」を持つクリーチャーが、自身よりも大きなパワーを持つクリーチャーと共に攻撃するたび、自身の上に「+1/+1カウンター」が1個置かれる(強くなる!!)
その名のとおり「訓練」を行うことで、クリーチャーが強くなっていくメカニズム。
主に「人間」タイプのクリーチャーが持っている能力です。
吸血鬼や狼男、ゾンビなどの怪物がウジャウジャいるイニストラードでは、人間はとても弱い存在(ほぼエサとしての存在。ツラい)
だけど「自分よりも強い師匠について戦うことで強くなれる!さぁ力を合わせて怪物どもを倒すんだ!」といったイメージでしょうか。
具体的には、
- 「訓練」能力を持ったクリーチャーが
- もっと強いパワーを持つ(いわば師匠役)「その他のクリーチャー」と一緒に攻撃することで
- 「+1/+1カウンター」が1個乗って
- 攻撃を仕掛ける
といった効果で、うまくクリーチャーを配置できれば、毎ターンのようにサイズアップを狙えます。
なお、クリーチャーのパワーは攻撃したタイミングで参照されるので、参照後に「マイナス補正を受ける」「除去される」などが起きても問題なく訓練は完了します。
ちなみに「攻撃するたび」なので、2体以上の師匠役と一緒に攻撃しても、置かれるカウンターは1個です。
多くのコストを払うことで、一部制限を「切除」(解除)できる
呪文を唱える際に、2つの唱え方ができます。
1つは右上のコスト、2つ目は記述内の「切除」と書かれている部分のコスト。
2つ目の「切除コスト」で唱えた場合には、[角括弧]の中の記述(制限であることが多い)を削除した効果で唱えられます。
多くのMTGプレイヤーが「キッカーと何が違うの?」と呟いた新規メカニズム。
ざっくりと、
- 右上のコストで唱えた時:軽く使えて、一部効果に制限がある
- 切除コストで唱えた時:少し重くなるが、効果の制限が解除される
というイメージです。
ちなみに切除コストで唱えた場合、MTGアリーナでは「シャキーン」とカットされるクールなエフェクトが入ります。
例として、「戦慄の遁走」というソーサリーカードの効果を比べてみます。
- 対戦相手の手札を見れて
- その中から「マナ総量が2以下で土地でないカード」を選び
- 捨てさせる
- 対戦相手の手札を見れて
- その中から「
マナ総量が2以下で土地でないカード」を選び - 捨てさせる
普通に唱えた場合には、「マナ総量が2以下で土地でないカード」しか捨てさせられませんが、切除コストを支払うことで制限が解除され、「土地でないカードならなんでも」捨てさせられるようになります。
切除コストの方が強い効果を持っていますが、毎回必ずしも切除コストで支払った方が良いかと言うと、そうでもありません。
たとえば例に挙げた「戦慄の遁走」であれば、相手が速そうなデッキであれば1ターン目から使って相手の序盤の展開を除外する、ということもできますし、手札を見れるだけでも効果的です。
また、状況がマッチすることで「おトクに使える」ことも。
「ドゥームスカール」「アールンドの天啓」といった強力なカードは「予顕」してから使うことが多々あります。
予顕したカードは「追放領域」から唱えられますので、マッチした場合にはたったの1マナで打ち消す事ができます。
※「アールンドの天啓」を1マナで打ち消すのは超気持ちいいです
MTGアリーナでは初登場の「濫用」は、追加効果をもたらす
「濫用」を持つクリーチャーが戦場に出た時、自分のコントロールするクリーチャーを1体生贄に捧げる事ができます。(捧げない事もできます)
捧げた場合には、カードに書いてある追加の効果を得られます。
「タルキール龍紀伝」など過去のセット(MTGアリーナ未実装)で登場したメカニズム。
「濫用」を持ったクリーチャーを戦場に出した際、(自分のコントロールする)クリーチャーを1体生贄に捧げることで、追加の効果を得られる能力です。
特に、不要なクリーチャーや、死亡した際のギミックがあるクリーチャーを生贄に捧げることで、より強く効果的に使えます。
「濫用」を発動させるかさせないかは、「クリーチャーが戦場に出た時」なので、「濫用を持ったクリーチャー自身を生贄に捧げて、濫用を発動させる」といった事も可能です。
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